D2Cブランドの急成長を支える広告費管理、デビットカードだから実現できた。 クレジットカードとの「2枚使い」で、リスクヘッジも。 公開日:2021年11月15日
更新日:-

株式会社TENTIAL
管理部長
石田 誠也
Ishida Seiya

Profile

神戸大学経営学部でアントレプレナーファイナンスを専攻し、卒業後は介護のスタートアップで上場担当を経験。その後、2016年に株式会社ポケットコンシェルジュに参画し、American Express InternationalへのクロスボーダーM&Aをクローズさせる。American ExpressでのPMIを完遂し、2021年に株式会社TENTIALへ参画。

「スポーツと健康を循環させ、世界を代表するウェルネスカンパニーを創る」というビジョンを掲げ、ウェルネススタートアップとして急成長を遂げた株式会社TENTIAL。同社では事業の拡大と比例して増大する広告費を、デビットカードを有効利用することで、適正に管理しているそうです。その利用方法について、株式会社TENTIAL 管理部長 石田誠也氏にお話を伺いました。

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ECサイト:https://tential.jp

Articles

Point1 スポーツウェルネスメディアから誕生したDtoCブランド

ーー御社の事業について教えてください

 ウェルネスブランド「TENTIAL」の企画・販売、およびウェルネスメディアの企画・運営などを手がけています。

 弊社は、プロのサッカー選手を夢見ていた創業者の「スポーツの良さをもっと広めたい」というシンプルな想いから始まった会社です。最初は、メディア事業からスタートしました。その成長の過程で、アフィリエイト広告として既存の製品を紹介していたのですが、次第にファンの皆さまから「TENTIALさんがつくった商品はないのですか?」という意見をいただくようになりました。こうした声に応える形でDtoCブランドとして立ち上げたのが「TENTIAL」です。現在はこちらの企画・販売事業が売上の大半を占めています。ちなみに生産形態は、いわゆるOEMです。製造自体はパートナーに依頼し、我々は商品企画とECサイトを通じた販売に注力しています。

Point2 UI/UXが決め手。利用頻度が高いからこそ、住信SBIネット銀行を。

ーー事業を展開するにあたって、銀行口座はどのように利用していますか?

 住信SBIネット銀行を含むネットバンク2行に加えて、メガバンクの口座も3行ほど開設しています。融資を目的にいくつかの地銀の口座も開設しているので、スタートアップにしてはかなり多くの口座を利用している方だと思います。

 そのなかでどれがメインバンクということはなく、目的や入出金のタイミングなどによって、それぞれの口座を使いわけて運用しています。大きな金額の出入りにはメガバンク系を、UI/UXを重視する総合振込や都度振込にはネットバンキングを、といった感じです。

 住信SBIネット銀行も、まさに都度振込用として活用しています。日常的に発生する細かい支払いなどで、最も頻繁に使う口座になるため、求めたのはUI/UXの快適さ。住信SBIネット銀行のユーザビリティの高さは抜群で、ストレスなく利用できています。言わずもがな、振込手数料が無料であることも、大きな魅力の1つです。

Point3 増大する広告費。確実な決済にはデビットカードが欠かせない。

ーーデビットカードも導入されていると伺いました。どのような目的で利用されているのでしょう?

 主に広告費の支払いのために導入しました。それ以前はクレジットカードで決済していたのですが、事業が拡大するなかで、広告費が毎月千万円単位でかかるようになっていったんです。当然、あっという間に与信枠を使い切ってしまい、どのカードも止まりそうになっていました。そこで、広告費決済のカードを、デビットカードへ切り替えたんです。いろんな事情があって、デビットカードをメインに設定できないこともあるのですが、そういう場合でもサブカードとして設定しています。クレジットカードとの2枚使いであれば、決済が滞る可能性は最小化されます。現在は、この知見を活かして、それまでクレジットカードを使って決済していたWebサービスなどのメインカード・サブカードとして、デビットカードを積極的に設定するようにしています。

ーー広告費の決済をデビットカードで行うようになったことで、何か変化はあったでしょうか?

 都度決済されるので、広告費の管理が非常にスムーズになりました。一回の広告費は数十万円ほどでも、クレジットカードの締め日ベースでいくらになっているのか、明細を見るまで確定しない不安感があります。実際、何千万円という広告費を一度に支払う必要があり、肝を冷やしたこともありました。与信枠を食いつぶされることもさることながら、弊社の場合は全体のキャッシュに余裕があっても、一つひとつの口座にそこまで大きな残高があるわけではないので、クレジットカードから何千万円という額が引き落とされると、経理としても不都合が大きいわけです。その点、デビットカードなら10万円なら10万円がすぐに引き落とされます。日常的に利用する銀行口座から引き落とされるので、出金を見逃すこともありません。「残高が減ってきているから、あちらの口座から資金を移動しよう」という判断がすぐにできます。

 私たちの強みとして、週次程度で商品毎の広告の出し方を見直しており、「これはいいよね。じゃあもっと増額しよう」「これは駄目だよね。止めよう」という運用をかなり細かく内製化しています。その分、成果が見込めるときは広告費もかなり増額します。その大きな変動を支えているのが、デビットカードの安心感です。

Point4 創業期のスタートアップこそ、デビットカードを。

ーーそのほかにデビットカードのメリットだと感じる点はありますか?

 まずはスタートアップでも簡単に取得できることが、大きなメリットだと思います。スタートアップの場合、クレジットカードは審査を通らないことも多いですからね。創業期のスタートアップなら、デビットカードさえあれば、法人用のクレジットカードを持たなくても問題はないと思います。

 あとはやはり、管理面のメリットですね。例えば、マーケティングチームから「今月は1,500万円の広告費を使いました」と報告があったとします。そのときにクレジットカードだと、締め日がいつかによって、決済のタイミングが月を跨いだりすることがあります。そうすると、現場から上がってきた数字と、私たちの経理や会計で管理している数字が、往々にして一致しなくなってしまう。都度決済のデビットカードであれば、こうした煩雑な処理は必要ありません。経理や会計にとっては、非常に楽な仕組みです。

 「デビットカードはポイントが付かないのがもったいない」と感じる方もいるかもしれませんが、そういう方にこそ住信SBIのデビットカードをおすすめしたいです。なんといってもしっかりポイントが付きますからね。還元方法もシンプルなキャッシュバックなので、手間もかかりません。これも住信SBIのデビットカードを選ぶ、大きな理由の一つです。

ーー住信SBIネット銀行では、法人口座の利用状況に応じて借入条件を毎月お知らせする「dayta」というサービスを提供しています。こちらをご存じでしょうか?

 それは初耳でした。銀行側から「お知らせがくる」というのはユニークな取り組みですね。新規事業の立ち上げ時など、手元の資本金以上の資本が必要になるようなケースでは、有効に利用できるかもしれませんね。機会があれば、ぜひご相談させてください。

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