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Point1
コロナ禍というタイミングだからこそ、法人化を選んだ
ーー現在は主に、どのようなクライアントさまのお手伝いをしているのでしょうか?
佐保:ありがたいことに、業界を問わずさまざまなクライアントさまからお声がけをいただけています。SEO記事やLPの制作はもちろん、最近では「巣ごもり消費」の拡大を背景に、オンラインでの販路拡大に注力するメーカーや小売事業者のお手伝いをすることも増えてきました。ほかにもコンサルタントとして、社内教育のデジタル化を支援したりもしています。型にとらわれることなく、それぞれの企業が抱える課題や予算に応じて、柔軟にソリューションを提供できることは、私たちの強みの一つですね。SNSやオウンドメディア周りは広報の成田が担当しています。
成田:一般的な企業広報とは役割が異なると思いますが、Twitterやnoteの運用、自社のオウンドメディアの記事執筆やライターさんの管理なども行っています。私自身フリーランスのライターだったのですが、元々佐保と知り合いで、こういった時期に企業の支援をするために会社を作るという話を聞く中で、声をかけてもらえたので喜んで参画しました。
Point2
住信SBIネット銀行のUI/UXは、プロの目から見ても圧倒的
ーー創業にあたって、どのように銀行口座を選定されたのでしょうか?
佐保:今から振り返ると、当時は必要以上に口座選びに不安を感じていた気がします。創業1年目のベンチャーだと、メガバンクの審査は通らないのではないか、とか。とにかく初めてのことの連続で、戸惑っていたのだと思います。そんなとき、ベンチャーでも審査に通りやすいネットバンクとして知人に紹介してもらったのが、住信SBIネット銀行でした。結果的には、同時期に申し込んだもうひとつのネットバンクと合わせて、2つの口座を利用しています。
ーー2つのネットバンクをどのように使い分けているのですか?
佐保:もうひとつのネットバンクは貯蓄用で、クライアントからの入金や委託先への支払いといった日常的な入出金は、すべて住信SBIネット銀行で管理しています。こうした使い分けになったのは、住信SBIネット銀行が抜群に使いやすかったから。普段WEBの仕事に携わる私たちから見ても、その質の高さは圧倒的でした。とにかくわかりやすくて、管理もしやすい。今のところ、経理周りの処理は、専門的な知識のない私がすべて担っているので、そこはすごくありがたいですね。住信SBIネット銀行に頼り切っている、と言ってもいいくらいです。
成田:私含めフルリモートで働いているメンバーもいるので、そういった意味でも今後組織が増えて、口座管理に携わるメンバーが増えていくにあたっても、ネット銀行の方が相性は良いのだろうなと感じます。
Point3
クライアントの広告運用費の立替も、デビットカードで
ーー法人用カードはご利用されていますか?
佐保:住信SBIネット銀行のデビットカードを利用しています。クレジットカードではなくデビットカードを選んだのは、やはり創業1年目でもスムーズにつくることができるからです。それと、これは個人的な話なのですが、過去にクレジットカードを使っていたら思わぬ請求額になってしまったことがあって……。その経験から、私生活でも都度決済のデビットカードを使う習慣がついていたんです。そういう経緯もあったので、自分としてはごく自然な選択でした。
ーーデビットカードはどのように利用しているのですか?
佐保:サーバーの維持費やSEOツールの利用料といった固定費をはじめ、自社の広告費などもデビットカードで決済しています。予算管理も含めてデジタル広告の運用を任せてくれているクライアントもいるので、その立て替え払いにもデビットカードを使いますね。広告費の立て替え費用は金額がかなり大きい月もあり、引落しの回数も多いため、クレジットカードで決済していると、不正利用を疑われてカードの使用を止められてしまうことがあるんです。
もちろん、カード会社に連絡すればすぐに利用再開できるのですが、カードが利用できないあいだは広告配信も自動で停止されてしまうため、クライアントにとっては機会損失になってしまいます。そうしたリスクを回避できることも、デビットカードのメリットです。ちなみに投入する広告費は、運用状況を見ながら微調整しているので、予算管理という点からも都度決済のデビットカードが適していると感じています。
Point4
さらに事業を加速して、課題に直面する企業を支えていきたい
ーー御社の今後の展望を教えてください。
佐保:先ほどもお伝えしたように、コロナ禍でもがき苦しんでいる企業を支えてきたいですね。医療機械などが特にそうですが、大規模な展示会が軒並み中止になるなか、新たな販路を見出せずに苦戦しているメーカーはまだまだたくさんあります。デジタルマーケティングやコンテンツ制作のノウハウを駆使して、そうした企業を支援していけたらと思っています。
あとは、エンタメ業界のお手伝いもできたら嬉しいですね。実は私自身、20代の半ばまで音楽活動にのめり込んでいたんです。だから今、コロナ禍で活動の場を失いかけているアーティストの皆さんを、なんとか支援できたらと思っています。そういった展開も見え据えて、さらに事業を加速させていきたいですね。
