ブックタイトル住信SBIネット銀行株式会社 ディスクロージャー誌2019

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概要

住信SBIネット銀行株式会社 ディスクロージャー誌2019

ごあいさつ「創造」と「変革」を推進し、最先端のITを駆使したイノベーションで金融を変える皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。このたび2018年度の当社業績などをご説明したディスクロージャー誌を作成いたしましたので、ご案内申し上げます。当事業年度を振り返りますと、世界経済は米中貿易摩擦などの不安要素が顕在化しつつも、主要国の景気は引き続き安定して推移し、総じて緩やかな拡大基調が続きました。また、日本経済は、東京五輪を控えるなかで企業業績が好調に推移しましたが、消費税増税や労働者人口の減少、働き方改革の推進といったマクロ環境の転換期を迎えており、今後の動向が注目されます。こうしたなか、日本銀行は2%の物価安定目標の実現を目指したマイナス金利政策を継続しており、新たな長期金利の誘導目標設定などによって一時0.1%を超える水準にまで上昇した長期金利も再びマイナス水準に戻って推移しました。主力商品である住宅ローンにおいては、より多くのお客さまに当社商品を提供できるよう今年度も銀行代理業者による店舗網拡大に努めました。2019年に入ってからも、2月に旭化成ホームズフィナンシャル株式会社を、6月に株式会社リクルートゼクシィなびを新たな銀行代理業者に選定するなど、現在までに計35店舗を運営するまでに成長しており、住宅ローン取扱額も4月に累計5兆円を突破いたしました。金融とITを融合したFinTech事業領域では、様々なFinTech企業とのAPI連携を拡大しており、ロボアドバイザーによる資産運用商品の展開や新興決済事業者等との提携のほか、本年5月には株式会社日立製作所と共同で地域金融機関向けにAI審査サービスの提供を行うDayta Consulting株式会社を設立するなど、常に新たなサービスの提供に努めています。WEBサイトにつきましても4月に最先端の技術を活用することでUI・UXを一新し、同時に新たなスローガンとして「つくる、かわる、ミライ」を掲げました。当社をご利用いただくお客さまの暮らしが、より豊かになる新たなミライを目指して、つくり、かわり続けていく銀行としてのバリューをご提案するその第一歩と位置づけております。こうしたお客さまにとって便利・有利な商品サービスを提供し続ける活動が実を結び、『JCSI(日本版顧客満足度指数)「銀行(特別調査)業種」』や『NTTコムオンラインNPS Rベンチマーク調査2018銀行部門』、『オリコン顧客満足度ランキング「ネット銀行」』といった顧客満足度などの調査において第1位の評価を受けた他、『平成30年度(第5回)サービス・ホスピタリティ・アワード特別賞(アクティブ運営賞)』、『平成30年度(第36回)ITビジネス賞』も受賞するなど、多数の外部機関から高い評価をいただいています。今後も引き続き、「住信SBIネット銀行のフィデューシャリー・デューティーに関する取組について」にも掲げている「お客さま中心主義」を事業活動の原点に、インターネットの利便性を最大限活用し魅力ある金融サービスの開発・改善を進めてまいります。皆さまには引き続き温かいご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。2019年7月昨年8月には、法人のお客さまに口座の利用状況により、借り入れ条件(借入可能額や金利)を毎月お知らせし、申し込みから最短1時間で融資を実行する、レコメンド型法人融資サービスを実現しました。同年11月にはJALペイメントポート株式会社を銀行代理業者に選定し、当社の口座開設のご案内を開始するとともに、同社が取り扱う多通貨プリペイドカード「JAL Global WALLET」に対し当社の先進的なシステムインフラの提供を行っています。今後は顧客基盤を有する企業に対し、当社の金融インフラをBaaS(Banking as a service)として提供し、優れた顧客体験を実現する「NEOBANK」事業を積極的に推進していく方針です。また、本年4月には決済代行事業などを営むネットムーブ株式会社を完全子会社化いたしました。今後は世界的にキャッシュレス化が進む決済分野において、同社が持つ高いシステム設計・開発力と当社が持つAPIやAI審査モデル等の最先端テクノロジーを駆使した銀行サービスを融合させ、法人のお客さまに対するレンディングサービスなどのさらなる高度化を図ってまいります。代表取締役会長藤田万之葉(写真左)代表取締役社長円山法昭(写真右)1